喪中にフォトウェディングをおこなうのはあり?なし?

公開日:2024/10/15  

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一般的に喪中期間中のお祝い事は避けるべきとされています。これからフォトウェディングをおこなう予定だったのに、身内を亡くしてしまった方にとって、喪中期間にフォトウェディングをおこなってもよいのか、非常に迷うポイントになるでしょう。この記事では、フォトウェディングをおこなうのはありなのか、詳しく解説します。

喪中期間とは

喪中期間とは、家族や配偶者の親・祖父母・子・兄弟姉妹などといった親しい人が亡くなった際に、その喪失を悼み、身を慎む期間を指します。

故人の死を深く悼むために設けられるものであり、喪中の家族や関係者にとっては精神的な支えや配慮が必要です。

喪中の期間は、明治時代の服忌令(ぶっきりょう)という法令が目安になっているといわれており、親なら約1年、祖父母や子なら3か月から1年間というように、故人との関係性や地域によって異なります。

また、その間は華やかな行事やお祝い事は避けるべきだとされているため、一般的にはこの期間中に結婚式を挙げるのを避ける傾向にあります。

もちろん個々の事情や家族の考え方によって異なりますが、フォトウェディングも結婚式と同様に扱われているので、喪中期間にフォトウェディングをおこなうのはよいのか、心配する方も多いでしょう。

喪中にフォトウェディング・挙式をおこなってもよいか、アリ派・ナシ派の意見を次項で解説します。

喪中にフォトウェディングをしてもよいのか

喪中における結婚式やフォトウェディングの実施については、さまざまな意見があります。

伝統的な考え方では、一周忌を待つべきとされていますが、現代では個人や家族の価値観によって異なる判断が下されることがあります。この問題について考察してみましょう。

喪が明けてからにすべき

まず、喪中にフォトウェディングをおこなうことに関しては、一般的なマナーや伝統に照らして慎重に考える必要があります。

日本の文化では、喪中にお祝い事を控える習慣が根強く、故人やその家族に対する配慮が求められます。そのため、喪中に結婚式やフォトウェディングをおこなうことは、社会的には控えるべきとされる立場が一般的です。

忌中が明けてから

忌中とは、喪中の期間のうち、亡くなった日から49〜50日までのことですが、喪中であっても忌中を過ぎたら挙式してもかまわないのでは?

という意見も多く、一般的になりつつあります。最近では、準備の段階や日程の都合などのさまざまな事情から、忌中が空けたのちに結婚式をおこなうケースがあるようです。

49日以内の忌中での挙式

一般的に忌中の結婚式は控えたほうがよいといわれています。

絶対に挙げてはいけないという厳しい意見もあります。しかしながら、喪中における結婚式やフォトウェディングの実施に関しては、個人や家族の事情によって判断が異なります。

入籍について

入籍については、喪中でも問題ないとされています。

入籍は単なる行政手続きのひとつとしてとらえられることが多く、法的な手続きとしての結婚と、結婚式やフォトウェディングは別モノと考える方もいらっしゃるでしょう。ちなみに、引っ越しや新婚旅行もお祝い事ではないので、喪中におこなっても問題ないとされています。

延期する場合の注意点

フォトウェディングは、多くのカップルにとって忘れられない一日になるでしょう。

しかし、延期には多くの注意点がともないます。ここでは、撮影を延期する場合の注意点について解説します。

キャンセル料に注意

一度契約を結んだ後にキャンセルや延期をする場合、キャンセル料の発生が一般的です。

フォトウェディングを延期する際は、まず契約したスタジオや各業者に連絡を取り、キャンセル料や延期にともなう追加料金がどの程度かを確認しましょう。この際、事情をていねいに説明し、可能な限り追加料金を抑えられるよう交渉してみてもよいかもしれません。

再調整の手配

フォトウェディングを延期すると、スタジオや小物の準備などの再調整が必要になります。

新たな日程で利用できるかどうかを確認し、必要に応じて他の業者を探すことも考慮しなければなりません。また、すでに手配していた装花などが季節に合わなくなる可能性もあるため、再度プランニングが必要になる場合もあります。

この過程で、写真のコンセプトやビジョンに影響が出ないよう注意しましょう。

年賀状を出すときは要注意

喪中の前にフォトウェディングを終えていた場合、せっかく撮った写真だから年賀状に使いたいと考えてしまいがちです。

しかし、身内の不幸があり喪中となった場合は、年賀状での結婚報告は控えましょう。一般的に、喪中はがきを出して、その年の祝事を控える意向を伝えることになります。また、先方の都合も考えて喪中はがきは12月15日までに出します。

まとめ

結論として、喪中にはお祝い事を控えるべきという文化があるため、フォトウェディングも同様に慎重に考える必要があるかもしれません。しかし、喪中にフォトウェディングをおこなうかどうかは、一般的なマナーや家族の意向、そして個人の価値観によって異なります。文化や地域、宗教などを尊重しつつ、慎重に検討し、故人やその家族への配慮を忘れずに、適切な判断を下すことが重要です。

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