フォトウェディングで起きがちなトラブルとは?防止策を考えよう!
結婚式の代わりとして話題のフォトウェディング。時間をかけず費用も抑えながらウェディングの記念に残せることから「新しいウェディングの形」として人気が高まっています。まだ聞きなれない方も多く、注意点がわからないですよね。今回は初めてフォトウェディングを耳にした方に向けて詳しく解説していきます。
そもそもフォトウェディングとは?
結婚式に代わって写真で残す結婚式のことです。結婚式を行わずにウェディングドレスやタキシード、和装などを着て、チャペルや好きなロケーションで撮影のみを行い、それを結婚式・セレモニーと捉えます。ウェディングドレスや和装の一方または両方を着て写真を撮るカップルが多いようです。
「挙式や披露宴をする予定はないけど記念に写真は残したい」「費用面で結婚式を挙げることができない」「妊娠中のため結婚式を挙げることは難しい」「時間や手間をかけたくない」というさまざまな理由で結婚式を希望しない・行えないカップルに人気です。
また2021年の社会情勢が影響してやりたくてもできないカップルが増え急激に注目を浴びています。中にはご親族の方々のみ招いて撮影後に会食ができるプランも増えてきています。結婚式を挙げるのがウェディングフォト、結婚式を挙げないのがフォトウェディングとなりますが、どちらも流れはほぼ同じです。
挙式に比べて準備が少ないので手軽に記念を残せることが特徴で、結婚式は平均で300万以上かかるところ、数十万の費用に抑えることができます。これまで結婚式を諦める選択肢しか無かった方がウェディングドレスを着る夢を叶えることができるようになりました。
フォトウェディングで起きがちなトラブル
フォトウェディングで想定されるトラブルについて4つ解説していきます。
1つ目はオプションで料金が加算されることです。数あるスタジオの中に「衣装とヘアメイクと写真付きでこの値段?」と驚くような格安パックを謳っているお店を目にします。実際は衣装の種類が少なすぎ、データをもらうには5万円追加なんてことも。
最終的に納得のいくプランにすると当初の見積もりをはるかに超えていることがあります。オプション料金前提でプランが組まれていることもあるので条件確認は必ず行いましょう。
2つ目はイメージと違うヘアメイクをされることです。ヘアメイクによって花嫁マジックがかかるといっても過言ではありません。
しかし、担当者の腕によって仕上がりに差が出てしまい、トレンドとはかけ離れた古臭い印象のセットになることもあります。イメージと違っているとモヤモヤした気持ちになり、せっかくの撮影中もとびっきりの笑顔は出せませんよね。
3つ目はカメラマンと相性が合わないことです。プロのカメラマンといっても相手も人、撮影現場で感じるフィーリングが合わないことがあります。
上手なカメラマンは新郎新婦の緊張もうまく解いてくれて、こぼれ出る笑みをフィルムに収めてくれますが、相性が合わないと終始固い表情のまま撮影終了の時間に。スタジオやカメラマンのSNSがあれば事前にチェックして、人柄や雰囲気を知っていると初めて会っても打ち解けやすくなります。
4つ目は両親・義両親の招待に関してのことです。両親・義両親を呼ぶことも可能なので、せっかくの晴れ姿を一目だけでも見せて親孝行をしたいですよね。
ただ、親の目が気になりお二人ならではのカットを撮るのが恥ずかしくなったり、新郎新婦以外の参加によって追加料金が発生してしまったりするケースがあります。どんなテイストの写真が撮りたいか話し合い、追加料金はないか確認しておきましょう。
フォトウェディングのトラブルを防ぐためには?
事前に6つの対策を行い、トラブルを回避しましょう。
1つ目は契約前にドレスの種類を確認しましょう。プラン内の着用ドレスは限られているので、契約前に好みのドレスがあるか下調べをしておきます。持ち込み可否や、グレードアップの費用を確認すれば金額の目安がわかります。
2つ目はオプション費用のチェックです。写真のみはプランに組み込まれていて、データをもらうにはオプション扱いになることがあります。最初からデータを多く欲しいと思っている方は、データ込みのプランと比較してみましょう。衣装や小物も追加のない範囲で希望のものがあるか確認しておくと当日に慌てなくてすみます。
3つ目は参考写真をSNSで集めておくことです。理想のヘアメイクにするためにSNSで気に入った写真を集めておくと、担当者も目で見てわかります。
4つ目は撮影指示書の作成です。限られた撮影数の中で希望のポーズの撮り忘れを防げます。カメラマンからも適宜指示をしてもらえ満足のいく仕上がりになるでしょう。
5つ目は完成写真のサンプルを確認しておくことです。カメラマンは撮影のプロですが得意な撮影方法は異なります。カメラマンのホームページやSNSをリサーチしておけば自ずと写真の雰囲気が掴めます。
6つ目は結論ですが、違和感があれば契約しないことです。キャンセル時の料金などについて口頭で説明がない場合もあります。電話打ち合わせなどの場合、メールで再確認して形に残すと、いった、いわない、のトラブルを防げます。打ち合わせの中でおかしいなと感じたら契約をあらためましょう。
費用が抑えられ、時間もかけずに結婚の記念を残せるフォトウェディング。想定されるトラブルに対して事前に対策しておけば心配いりません。
契約内容はオプションを組み込むこと前提で設定されていることもあるので、プランに含まれる内容の確認が必要です。理想のヘアメイクやカメラマンの腕を知るにはSNSを活用しましょう。これらのデメリットも把握した上で一生に一度の晴れ舞台を笑顔溢れる素敵な1日にしてください。